日本三名園 偕楽園日本三名園 偕楽園

UME ZUKAN

梅図鑑

梅 -PLUM-

偕楽園と弘道館公園のウメ

「偕楽園」、「弘道館」は共に江戸時代に徳川斉昭によって創建されたもので、ウメの公園として全国に知られています。
偕楽園では、約100品種、3000本。弘道館では、約60品種、800本の梅園となっており、「水戸の梅まつり」が毎年2月中旬~3月下旬に開催されます。

ウメは中国原産と言われ、バラ科アンズ属(Rosaceae Armeniaca mume)の落葉高木で、花を見るために育成・選抜されてきた品種を「花ウメ」、果実を食用とするための品種を「実ウメ」といいます。

水戸の六名木

園内にあるウメの中でも、花の形、香り、色などが優れている、ウメを「水戸の六名木」と呼んでいます。

月影(つきかげ)

月影

TSUKIKAGE
白色一重咲で花は大型。
花期:2月中旬
虎の尾(とらのお)

虎の尾

TORANOO
白色八重咲。蕾は淡紅色で開花すると白色に。
花期:2月下旬
烈公梅(れっこうばい)

烈公梅

REKKOBAI
徳川斉昭を記念して命名。薄紅色で花弁は卵型に近い。
花期:1月下旬~2月下旬
白難波(しろなにわ)

白難波

SHIRONANIWA
白色八重咲で花は中型。
花期:3月上旬
柳川枝垂(やながわしだれ)

柳川枝垂

YANAGAWASHIDARE
一層淡紅で花はやや小さめ。
花期:3月上旬
江南所無(こうなんしょむ)

江南所無

KONANSYOMU
深紅の八重咲で花は大型。
花期:3月中旬

梅検索

あ行

梓弓

AZUSAYUMI
分類
花梅
開花
1月中旬~2月下旬
花色
移り白(蕾のうちはピンクで、開花すると白色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
弁先尖る
花底は焦茶色と黄色
萼は紅茶色
花香強い
その他
樹勢やや弱い

一の谷

ICHINOTANI
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
移り白(蕾の内はピンクで、咲き始めは薄いピンクが残り、日が経つと白に変わる)
大きさ
小輪(1.5~2cm)
花型
一重
杏性
合弁の丸形
萼は開花すると全部反り返る
その他
樹勢強健

一流

ICHIRYUU
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
満開になると「見驚」によく似る
その他
樹勢旺盛

入日の海

IRIHINOUMI
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
淡淡紅(淡紅よりもさらに淡い色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
一重
豊後性
花底は深い
下向きかげんに咲く

薄色縮緬

USUIROCHIRIMEN
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
移り白(蕾の内はピンクで、開花すると白色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
一重
豊後性
オシベが花つぼのうちに行儀よく収まる
萼は紅茶色

叡山白

EIZANHAKU
分類
花梅
開花
2月上旬~3月上旬
花色
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
野梅性
花弁は内側ほど波がある

大盃

OOSAKAZUKI
分類
花梅
開花
1月中旬~2月下旬
花色
本紅(つやのある明るい紅色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
一重
紅梅性
抱え咲き
オシベは長く紅色 散開
萼は濃こげ茶色
その他
樹勢強健
枝に赤、黄色の筋が出るものを「紅珊瑚(ベニサンゴ)」と呼ぶ

大湊

OOMINATO
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
一重
野梅性
萼は紅茶色
その他
樹勢強健
花は「世界の図」、「道知辺(ミチシルベ)」によく似る

OKINA
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
枝に黄色の筋が入る
葉に白斑が入る
か行

開運

KAIUN
分類
花梅
開花
3月下旬~4月上旬
花色
淡紅(淡いピンク)
裏紅(花弁の裏が紅で、表が淡色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
豊後性
弁先ぼかし
萼は赤紅
その他
花は「蝶の羽重(チョウノハガサネ)」によく似る

鹿児島紅

KAGOSHIMABENI
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
濃紅
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
紅梅性
花弁は平開
オシベは紅色

春日野

KASUGANO
分類
花梅
開花
3月上旬~下旬
花色
弁離、弁裏爪紅
吹きかけ絞り
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
その他
花は「輪違い」、「柳川絞り」によく似る

臥竜梅

GARYUUBAI
分類
花梅
開花
2月中旬~3月上旬
花色
紅色の木、白色の木
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
その他
この2本の臥竜梅は宮城県松島瑞巌寺由来の臥竜梅

鬼桂花

KIKEIKA
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
大きさ
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
八重
野梅性
メシベの先が分かれている
淡色の咲き分けもある
その他
花形は「玉牡丹」に似ている

金獅子

KINJISHI
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
青白
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
青軸性
節間が石化して枝太くなり、節間が極度につまる
抱え咲き
その他
1年に5~20cmぐらいしか成長しない
枝枯れ多い

玉光枝垂

GYOKUKOUSHIDARE
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
本紅(つやのある明るい紅色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
枝垂
大抱え咲き
花形丸く合弁形

玉牡丹

GYOKUBOTAN
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
移り白
大きさ
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
八重
野梅性
新梢は緑色で、陽光面に茶褐色の斑
中側の弁小さく、平たくみえる
香りは強いほう
その他
丸味のある美しい実もつく

呉服枝垂

KUREHASHIDARE
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
本紅(つやのある明るい紅色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
満開になると覆輪(花弁の縁が白で、内側が紅色)
オシベは束開
その他
樹勢強健
発育良好

黒田

KURODA
分類
花梅
開花
3月中旬~4月上旬
花色
濃紅から淡紅
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
豊後性
花弁は波が多い
オシベは多数で正開
萼は赤茶色でそる
その他
樹勢旺盛

見驚

KENKYOU
分類
花梅
開花
2月下旬~3月中旬
花色
淡紅から移り白(蕾のうちはピンクで開花すると白色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
野梅性
派手な花
その他
樹勢強健
実つきはよいが八つ房梅のようで漬物には向かない

月宮殿

GEKKIYUUDEN
分類
花梅
開花
2月上旬~3月上旬
花色
乳白
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
野梅性
抱え咲き
オシベは中長で散開
その他
樹勢強健

甲州小梅

KOUSHUUKOUME
分類
実梅
開花
2月~3月
花色
大きさ
小輪(1.5~2cm)
花型
一重
野梅性
その他
弘道館

香篆

KOUTEN
分類
花梅
開花
1月~2月
花色
移り白(蕾のうちはピンクで、開花すると白色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
5~6年の幹にコブができる
枝が雲竜形に曲がる
満開すると平たく見えて旗弁がよくでる
その他
「雲竜(ウンリュウ)」ともいう
早咲きのため霜害を受けやすい

紅冬至

KOUTOUJI
分類
花梅
開花
12月中旬~2月上旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
開花が早く、花つきがよい
花弁は丸形
霜に弱い
その他
樹勢強健

江南所無

KOUNANSHOMU
分類
花梅
開花
3月中旬~4月上旬
花色
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
杏性
重ねの厚い抱え咲き
萼は紅茶色
オシベは満開になると内側は束開し、外側は散開する
その他
水戸の六名木の一つ
中国産の古い品種といわれる

駒止

KOMADOME
分類
花梅
開花
3月中旬~4月上旬
花色
移り白(蕾の内はピンクで、開花すると白色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
豊後性
一輪咲きが混じって咲く
その他
弘道館

五色梅

GOSHIKIBAI
分類
花梅
開花
3月上旬~中旬
花色
筋入り絞り
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
紅箪性
その他
大小の絞り咲き分け

御所紅

GOSHOBENI
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
難波性
オシベは長短あって正開
さ行

佐橋紅

SABASHIKOU
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
本紅(つやのある明るい紅色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
紅梅性
萼はこげ茶色
花弁が丸くしべが長く、旗弁が多くの花にあらわれる
その他
樹勢強健

座論

ZARON
分類
花梅、実梅
開花
2月~3月
花色
紅色、白色、薄紅色の3つの型がある。
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
その他
「品字梅(ヒンジバイ)、八房(ヤツブサ)」ともいう

残雪

ZANSETSU
分類
花梅
開花
2月~3月
花色
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
野梅性

東雲

SHINONOME
分類
花梅
開花
1月中旬~2月上旬
花色
淡紅(淡いピンク)
底紅
大きさ
小輪(1.5~2cm)
花型
一重
紅梅性
花には赤筋入る
花の中心は紅
「鈴鹿の関」に似るがさらに濃い色
その他
「関守」や「森の関」に大変よく似た花
樹勢弱い

白滝枝垂

SHIRATAKISHIDARE
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色

大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
花つきよい

白玉梅

SHIRATAMABAI
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
青白
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
青軸性
枝は緑色
「月影」によく似るが、「白玉梅」の方がオシベが長い
香り強い

白加賀

SHIROKAGA
分類
実梅
開花
3月上旬~下旬
花色
大きさ
大輪(3~4cm) 中大輪(2.5~3cm)
花型
一重
野梅性
花粉少ない
自家不結実性
果実大
熟期6月中旬~下旬
品質上受粉樹に梅郷などが必要
その他
樹勢強健

白難波

SHIRONANIWA
分類
花梅
開花
1月下旬~2月下旬
花色

大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
難波性
その他
さし木でよく発根
台木に用いる
水戸の六名木の一つ

日月

JITSUGETSU
分類
花梅
開花
2月~3月
花色
紅白絞りと咲き分け
大きさ
中大輪(2.5~3cm)
花型
一重
野梅性
丸弁
しべは正開し、花形がよい
萼は紅茶色
その他
強健
実つきがよい

水心鏡

SUISHINKYOU
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
開花の初めは黄白色、のち白
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
枝条太い
旗弁あり
花弁の大きさは内側も同じ
「八重野梅」に似る

鈴梅

SUZUUME
分類
花梅
開花
2月中旬~3月
花色

大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
その他
斉昭公お手植え
弘道館鹿島神社

鈴鹿の関

SUZUKANOSEKI
分類
花梅
開花
1月下旬~2月下旬
花色
底紅(花弁のまわりが淡色で、花心が紅)
大きさ
極小輪(1.5cm以下)
花型
一重
紅梅性
離弁形
その他
樹勢弱い

関守

SEKIMORI
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
淡紅(淡いピンク)
底紅(まわりが淡色で、花心が紅)
大きさ
小輪(1.5~2cm)
花型
一重
紅梅性
赤筋入る
その他
「東雲」とよく似る

滄溟の月

SOUMEINOTSUKI
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
移り白(蕾のうちはピンクで、開花すると白色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
一重
豊後性
花弁は丸く、少し波打つ
裏紅(花弁の裏が紅で、表が淡色)
萼は赤茶色
その他
樹勢強健
た行

泰平

TAIHEI
分類
実梅
開花
2月下旬~3月
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
豊後性
その他
「白加賀」の受粉樹としてよい

高砂枝垂

TAKASAGOSHIDARE
分類
花梅
開花
2月~3月
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
枝垂

玉垣枝垂

TAMAGAKISHIDARE
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
表紅、裏淡紅色、移り白もある
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
節間が長く花数がやや少ない
その他
樹勢強健

玉絞り

TAMASHIBORI
分類
花梅
開花
2月中旬~3月
花色
紅白の絞り、咲き分け
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
オシベが多くよく揃い花弁よりずっと長い

内裏

DAIRI
分類
花梅
開花
3月上旬~中旬
花色
裏紅ぼかし
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
半八重
紅筆性
咲くと絞りがでる
萼は緑と淡い紅茶色
その他
樹勢強健

大輪緑萼

DAIRINRYOKUGAKU
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
青白
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
青軸性
枝は緑色
満開すると花全体が平たく抱える
花弁先に小さな切れ込みが生じる

茶青花

CHASEIKA
分類
花梅
開花
2月下旬~3月中旬
花色
青白
大きさ
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
一重
野梅性
枝数少ない
大抱え咲き
花形極めて端正、品格が高い
芳香が強い
その他
樹勢強健

矮生冬至

CHABODOUJI
分類
花梅
開花
12月中旬~2月上旬
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
萼は茶色

朝鮮梅

CHOUSENUME
分類
花梅
開花
2月下旬~3月
花色
淡紅
花型
一重
野梅性

蝶の羽重

CHOUNOHAGASANE
分類
花梅
開花
3月中旬~4月上旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
豊後性
花弁が乱れて重なり合って咲く
その他
花は「楊貴妃」、「緋の袴」によく似る

月影

TSUKIKAGE
分類
花梅
開花
2月中旬~3月上旬
花色
青白
大きさ
中小輪(1.5~2.5cm)
花型
一重
青軸性
枝は緑色
花弁は丸くて厚い
萼は緑色
芳香も強い
その他
水戸の六名木の一つ

月の桂

TSUKINOKATSURA
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
青白
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
青軸性
枝は緑色
花弁波あり
5弁であるが6弁のでる割合が高い
その他
「月影」に似るがやや大きい
樹勢強健

筑紫紅

TSUKUSHINOKOU
分類
花梅
開花
2月下旬~3月
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
蕾の色も満開の色も変わらない
抱え咲きもある
花底は茶色
その他
色は「春日紅」に似るが花形が違う

酈懸

TEKKEN
分類
花梅
開花
2月下旬~3月中旬
花型
一重
野梅性
花弁が退化し、オシベだけの花
その他
「茶せん梅」ともいう
条件のよい年には実のつくこともある

冬至

TOUJI
分類
花梅
開花
12月中旬~1月下旬
花色
大きさ
一重
花型
一重
枝細い
花つきよく、花形もよく育てやすい
その他
樹勢強健
冬至の頃咲く
正月用の寄せ植えに最適

唐梅

TOUBAI
分類
唐梅
開花
1月中旬~2月
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
紅梅性

塒出錦

TOYADENONISHIKI
分類
花梅
開花
2月下旬~3月下旬
花色
中輪(2~2.5cm)
大きさ
八重
花型
野梅性
新梢に錦が入り、夏期には枝が赤くなる
花弁おおらかで、しべ正開
その他
樹勢強健

虎の尾

TORANOO
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
大きさ
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
八重
難波性
その他
水戸の六名木の一つ
な行

南高

NANKOU
分類
実梅
開花
2月下旬~3月中旬
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
花粉多い
自家不結実性 果実大
熟期6月中旬~下旬 品質上
その他
樹勢強健
果実は表面が赤くなる性を持つ

難波紅

NANBAKOU
分類
花梅
開花
2月下旬~3月中旬
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
難波性
細枝多く発生
中側の花弁は不正形で内側に曲がりこむ
萼は濃茶色
その他
さし木でよく発根
は行

白牡丹

HAKUBOTAN
分類
花梅
開花
3月下旬~4月上旬
花色
移り白(蕾のうちはピンクで、開花すると白色)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
豊後性
花形正しく、オシベは短く正開
萼は紅茶色

初雁

HATSUKARI
分類
花梅
開花
12月中旬~1月中旬
花色
大きさ
極小輪(1.5cm以下)
花型
一重
野梅性
枝は細くて多数発生
花弁は丸いが、離弁で乱れやすい降霜に弱い
その他
初雁が来る頃に咲くのでこの名がある

花香実

HANAKAMI
分類
実梅
開花
3月上旬~中旬
花色
淡紅
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
花粉多い
自家結実性が比較的強い
果実中の大
熟期6月中旬
品質中
その他
樹勢中

緋桜

HIZAKURA
分類
花梅
開花
2月中旬~3月
花色
本紅
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
紅梅性

一重寒紅

HITOEKANKOU
分類
花梅
開花
12月下旬~2月上旬
花色
大きさ
小輪(1.5~2cm)
花型
一重
野梅性
枝よく伸びる
花弁の縁取りがすっきりしている
古木になると12月下旬から咲く

緋の司

HINOTSUKASA
分類
花梅
開花
2月~3月
花色
本紅(つやのある明るい紅色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
八重
紅梅性
弁はヘラ形
オシベは長く正開で美しい
その他
樹勢強健

緋梅

HIBAI
分類
花梅
開花
1月下旬~2月下旬
花色
濃紅色
大きさ
濃紅色
花型
一重
紅梅性
しべが長くて赤い
花心は緑色
その他
樹勢弱い
肥培管理が必要

藤牡丹枝垂

FUJIBOTANSHIDARE
分類
花梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
八重
豊後性
蕾は紫で満開で淡紅色
その他
樹勢旺盛

豊後

BUNGO
分類
実梅
開花
3月中旬~4月上旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
一重(八重もある)
花粉多い
その他
やや自家不結実性
果実特大
熟期6月下旬
品質中
樹勢強く直立性

紅千鳥

BENICHIDORI
分類
花梅
開花
3月初旬~4月上旬
花色
本紅(つやのある明るい紅色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
紅梅性
旗弁がでる
オシベも紅色
花つきよい
その他
樹勢旺盛

蓬莱

HOURAI
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
移り白(蕾のうちはピンクで、開花すると白色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
難波性
弁数も多く花つきもよく、押し合うように咲く
弁裏絞り
弁先は波打つ

芳流閣

HOURYUUKAKU
分類
実梅
開花
2月中旬~3月中旬
花色
乳白
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
一重
野梅性
丸形
初めは受け重ね咲きで開くと離弁になる
その他
樹勢強健
ま行

巻立山

MAKITACHIYAMA
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
裏弁爪紅絞り
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
豊後性
花弁は細かく、波打つ
抱え咲き色

満月

MANGETSU
分類
実梅
開花
1月下旬~2月
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
咲きだしには、花弁が重なって丸い月のように見えることからこの名がある

未開紅

MIKAIKOU
分類
花梅
開花
1月中旬~2月上旬
花色
淡紅(淡いピンク
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
抱え咲き
開花のとき、1~2弁咲き遅れるのでこの名がある
萼は茶色

実生野梅

MISHOUYABAI
分類
実梅
開花
2月中旬~3月上旬
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性

簾の内枝垂

MISUNOUCHISHIDARE
分類
花梅
開花
2月下旬~3月
花色
移り白
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
豊後性

道知辺

MICHISHIRUBE
分類
花梅
開花
1月下旬~3月上旬
花色
紅のち紫紅色
大きさ
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
野梅性
受け咲き
気品のある抱え咲き
その他
樹勢強健

都錦

MIYAKONISHIKI
分類
花梅
開花
1月中旬~2月中旬
花色
裏紅
大きさ
中大輪(2.5~3cm)
花型
八重
野梅性
幹が割れてくる
裏紅(花弁の裏側が紅で、表が淡色)
紅白咲き分けになるが紅花少ない
弁波打つ
その他
花は「無類絞り」によく似る

武蔵野

MUSASHINO
分類
花梅
開花
3月中旬~4月中旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
極大輪(4cm以上)ウメの中で最大輪
花型
八重
豊後性
オシベ短く、不正形に開く
萼は赤茶色

無類絞り

MURUISHIBORI
分類
花梅
開花
2月上旬~3月中旬
花色
裏紅(花弁の裏側が紅で、表は淡色絞り)
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
野梅性
吹きかけ絞り
時々赤花もでる
萼は茶色
その他
他に類のない絞り
咲き始めは「内裏」や「酔心梅」によく似る

米良

MERA
分類
花梅
開花
1月下旬~3月上旬
花色
大きさ
極小輪(1.5cm以下)
花型
一重
野梅性
花弁は厚く、花形よい
花弁の1枚だけ遅れて開く
や行

八重旭

YAEASAHI
分類
花梅
開花
2月~3月
花色
裏紅(花弁の裏側が紅で、表は淡色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
オシベが長く散開
花底黄茶色
萼は紅茶色
その他
「旭鶴」を八重にしたような花

八重寒紅

YAEKANKOU
分類
花梅
開花
12月下旬~2月上旬
花色
濃紅(濃い紅色)
開花後花弁の先が白く色あせてくる
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性
弁は波打つ
オシベは淡紅色
花形よい
萼は濃こげ茶色
その他
樹勢強健

八重黄金

YAEKOGANE
分類
花梅
開花
2月下旬~3月
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性

八重茶青

YAECHASEI
分類
花梅
開花
1月中旬~2月上旬
花色
乳白
大きさ
大輪(3~4cm)
花型
八重
野梅性
花は平開
花底が青いので青軸性の花に見える
萼は茶色
その他
弘道館

八重冬至

YAETOUJI
分類
花梅
開花
1月中旬~2月
花色
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
野梅性

八重松島

YAEMATSUSHIMA
分類
花梅
開花
2月~3月
花色
淡紅
大きさ
大輪(3~4cm)
中大輪(2.5~3.5cm)
花型
八重
野梅性
花弁はわずかに白く縁取る
弁先に大波がある
オシベ細く長短があり散開
その他
弘道館

柳川枝垂

YANAGAWASHIDARE
分類
花梅
開花
2月上旬~3月上旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
中輪(2~2.5cm)
野梅性
枝垂
蕾の内は濃紅色の萼に包まれているが、咲き始めると萼が反り返る
その他
水戸の六名木の一つ
樹勢強健

養老

YOUROU
分類
実梅
開花
3月上旬~下旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
花粉多い
自家不結実性
果実大 熟期6月下旬~7月上旬
品質中
その他
樹勢中
ら行

緑萼

RYOKUGAKU
分類
花梅
開花
2月~3月
花色
青白
大きさ
中大輪(2.5~3cm)
花型
八重
青軸性
萼は緑色
花弁は波打つ

輪違い

RINCHIGAI
分類
花梅
開花
2月下旬~3月中旬
花色
裏弁爪紅
絞り、吹きかけ絞り、紅白などに咲き分け
半染め
大きさ
中輪
花型
八重
野梅性
その他
樹勢強健「思いのまま」ともいう
花は「春日野」、「柳川絞り」によく似る

烈公梅

REKKOUBAI
分類
花梅
開花
1月下旬~2月下旬
花色
淡紅(淡いピンク)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
一重
野梅性
この種に葉形の細い「細葉烈公」がある
オシベ長く、花底は濃黄茶色
離弁、花弁ヘラ形で上品
その他
水戸の六名木の一つ

蓮久

RENKYUU
分類
花梅
開花
1月中旬~2月中旬
花色
裏紅(花弁の裏が紅で、表が淡色)
大きさ
中輪(2~2.5cm)
花型
八重
紅梅性
幹が太りやすい
花弁に大波があり内側に曲がって咲く
花形が平たく見える
その他
樹勢強健
「鄙の都(ヒナノミヤコ)」、「見驚(ケンキョウ)」に似る

偕楽園の
季節の植物

春(3月~5月)

フジ

FUJI
場所
売店(大和亭)脇、吐玉泉下、蓮池付近
見頃
4月下旬~5月中旬
科・属
マメ科フジ属
藤(淡い紫)
つる性落葉低木 
ほかの樹木や岩などに巻き付いてはいのぼる。
互い違いにつく
蝶形、花が扇状に垂れ下がるように咲く 花房の長さ30~90㎝
その他
山野に自生するが、古くから栽培され、園芸品種も多い。ノダフジのつるは右巻きだが、ヤマフジは左巻き。ヤマフジは花穂が短い。

ソメイヨシノ

SOMEIYOSHINO
場所
本園南崖下、吐玉泉下、桜山、四季の原
見頃
3月~4月
科・属
バラ科サクラ属
淡紅白
大きさ
10m
落葉高木 
樹形は、横に広がって伸び傘状になる。
全枝をうずめるように密集して咲く
その他
江戸後期に開発されたエドヒガンとオオシマサクラの交配種。昭和の頃に日本全国に植樹されたため、開花や満開を判断する標準木とされている。偕楽園には桜山や拡張部など600本ほどある。

モモ(ハナモモ)

MOMO
場所
窈窕梅林
見頃
4月
科・属
バラ科サクラ属
ピンク、白、紅
大きさ
高さ3m~8m
落葉小高木
先のとがった細楕円または倒卵形3㎝~5㎝後ろに粗いギザギザ
八重の品種もある
その他
果物のなる木として栽培されたのは江戸時代以降。ハナモモは花を楽しむ品種として栽培されたもの。

ヒメシャガ

HIMESHAGA
場所
吐玉泉料金所付近水路
見頃
4月~5月
科・属
アヤメ科アヤメ属
薄紫、白
大きさ
高さ15~30㎝
多年草
2列に並びなめらか 光沢あり
径5㎝~6㎝の小さなアヤメに似た花。
その他
林下に大群にして生える。環境省では準絶滅危惧種とされる。

レンギョウ

RENGYOU
場所
月池右岸、もみじ谷
見頃
3月~4月
科・属
モクセイ科レンギョウ属
大きさ
高さ2m~3m
落葉広葉樹
節以外は中空、骨通がない
対生し長さ3㎝~8㎝卵形で単体だが小葉が3個分裂することもある。上半部には鋸葉
葉に先立って黄色い花が咲く。花冠が深く四裂する。
その他
中国原産の落葉低木。繁殖力が強い。古名はイタチハゼ、英名はゴールデンベル。

ユキヤナギ

YUKIYANAGI
場所
吐玉泉下、田鶴鳴梅林、四季の原、窈窕梅林
見頃
3月~4月
科・属
バラ科シモツケ属
大きさ
高さ1m~2m
落葉性低木
弓なりに垂れてよく枝分かれする
互生し長さ2㎝~4㎝の被針形、ふちに鋭い鋸葉
5弁で、径8mm程度の小さな雪白色の花を、枝いっぱいにつける
その他
花が雪のように白色で美しいことから”ユキヤナギ”となった

キリシマツツジ

KIRISHIMATSUTSUJI
場所
好文亭、見晴広場、もみじ谷
見頃
4月~5月
科・属
ツツジ科ツツジ属
鮮やかな朱
大きさ
高さ3m
常緑低木
枝先に5個づつ輪生状につき長さ5㎝~8㎝の倒卵形
枝先に2~3輪の花をつける。 花径は2~3センチで、花の色は紅色か白である。
その他
江戸時代に薩摩から広まった。江戸時代に人気のあった園芸品種。鮮やかな朱色の花。

ドウダンツツジ

DOUDANTSUTSUJI
場所
好文亭、見晴広場、吐玉泉下など
見頃
4月~5月
科・属
ツツジ科ドウダンツツジ属
大きさ
高さ1m~3m
落葉低木
2~4cmの卵形。枝先に集まって互生する。秋は紅葉も美しい。
白く釣り鐘のような形の小さな花
その他
枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた結び灯台の脚部と似通っており、トウダイから転じてドウダンとなった。

ミズバショウ

MIZUBASHOU
場所
吐玉泉下
見頃
5~6月
科・属
サトイモ科ミズバショウ属
花が終わるころにのび、長さ1mほどになる。バショウの葉に似る。
白い花がびっしりとついた棒のような花穂をもつ。最盛期は雄しべと黄色い葯におおわれる。
その他
湿原や水辺に生える多年草。葉間中央から純白の仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開く。これが花に見えるが葉の変形したものである。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花序(かじょ)である。

ハクモクレン

HANAMOKUREN
場所
桜山駐車場、もみじ谷
見頃
3~4月
科・属
モクレン科モクレン属
大きさ
高さ4m
落葉低木
互生。8~18cmの倒卵形の葉。
8~10cmの大きな白花。肉厚な花弁。大きな花弁のようながくをもち、9枚の花弁に見える。上向きに咲く。
その他
コブシとよく似ているが、ハクモクレンは花弁が9枚、花は開ききらない。コブシは花弁6枚で花の向きも様々。花は開ききるという違いがある。また、「モクレン」というと紫色のシモクレンをさす。
夏(6月~8月)

シモツケ

SHIMOTSUKE
場所
もみじ谷、本園下
見頃
6~7月
科・属
バラ科シモツケ属
ピンクや白の小花
ふぞろいの鋸歯がある
その他
枝先に4~6mmの小さな花が多数集まり咲く。花の雄しべが花びらよりも長い。

ネジバナ

NEJIBANA
場所
センター,もみじ谷
見頃
4~10月
科・属
ラン科ネジバナ属
ピンク色または白色
芝生、田のあぜなどに咲く多年草
らせん状にねじれた花をつかせる。左巻き,右巻き両方ある。

ハンゲショウ

HANGESHOU
場所
南崖の沼地
見頃
6~8月
分類
ドクダミ科ハンゲショウ属
水場に生える多年草
葉の下半分が白くなる
7月はじめに小さな白い花が穂状に咲く
その他
葉の下半分が白くなる事からこの名がついた。半化粧とも。片白草(カタシロクサ)ともいう。全体に臭気がある。

ホタルブクロ

HOTARUBUKURO
場所
本園表門付近,南崖
見頃
6~7月
分類
多年草
科・属
キキョウ科ホタルブクロ属
白~淡紫色
茎や葉などには荒い毛があり、茎を切ると乳液がでる。
下向きで、提灯型に咲く。
その他
名の由来は、花の中にホタルを入れて光を楽しんだからとか、提灯の別名「火垂る」から、などといわれる。

ノカンゾウ

NOKANZOU
場所
七曲下,もみじ谷,センター
見頃
6~8月
科・属
ユリ科ワスレグサ属
直径10cmほどの橙赤色の花
高70-90センチ
小川のほとりや野原に生える多年草
花は直径7センチ 朝開いて夕方しぼむ
その他
つぼみや春の芽の部分は食用になる。八重咲なのがヤブカンゾウ。

タイサンボク

TAISANBOKU
場所
拡張部,歴史館下,弘道館
見頃
5~6月
科・属
モクレン科モクレン
乳白色大花
高10-20mの高木
葉は長い楕円形で20cmと大きい。また厚さみもあり固い。
花は大きな盃形で、乳黄白色。上向きに咲き、咲き始めに強い芳香がある。
その他
甘い良い香りの花だが、高いところに咲くため、気をつけないとあっという間に花が終わってしまうこともある。
果実は袋果が集まった集合果で、赤い種子が2個ずつ入っている。

ミクリ

MIKURI
場所
南崖
見頃
6~8月
科・属
ミクリ科ミクリ属
沼沢地や水路に生育する多年草
葉は、三稜形で触るとスポンジ質
白い雌しべが伸びて、栗のイガのような形の花。
その他
小さな実が多数球形に集まった果実をもち、まるで栗のよう。

ハス

HASU
場所
蓮池
見頃
7-8月
科・属
スイレン科ハス属
淡紅色、白色、紅色
多年草
直径30-50cmの円形
直径10-20cmの花
その他
中国渡来と言われてもいるが化石でも発掘され自生の説もある。レンコンの花。種子も食用。

サルスベリ

SARUSUBERI
場所
好文亭,本園拡張部,桜川駐車場
見頃
6-9月
科・属
ミソハギ科サルスベリ属
白,紅、紫など
葉は3-8センチの卵型
花弁は6個でしわが多い
その他
百日紅ともいわれる

キンシバイ

KINSHIBAI
場所
歴史館下,もみじ谷
見頃
6~7月
科・属
オトギリソウ科オトギリソウ属
黄色花
中国原産の常緑小低木
葉は楕円状で対になっている
雄しべが多数
その他
中国原産、野生化あり。

ヤマボウシ

YAMABOUSHI
場所
本園,もみじ谷,田鶴鳴梅林
見頃
5~6月
科・属
ミズキ科ミズキ属
白,ピンク花
高さ5~10m
長さ12cm楕円 縁は波打っている
4個の白い総苞片の中に小さな花が多数球状に集まりつく
その他
秋には赤い実がなり,甘酸っぱく美味しい。
ハナミズキと似ているが花の形が違う。

スイカヅラ

SUIKADURA
場所
本園表門トイレ裏
見頃
5~6月
分類
つる性低木
科・属
スイカヅラ属
つるをのばしてどんどん延びる
葉は対生の楕円形。
冬の葉の一部が落ちずに残っている。
香りが良く、はじめは白いが薄黄色に変わる。
その他
花を吸うと甘いのでこの名前がついた。
棒状の蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬、秋から冬の間の茎葉は、忍冬(にんどう)・忍冬藤(にんどうとう)という生薬で、ともに利尿、健胃や解熱作用、浄血作用があるとされ

クチナシ

KUCHINASHI
場所
本園拡張部, 歴史館下
見頃
6~7月
科・属
アカネ科クチナシ属
白花
高さ2~3m
長さ5~15cmの長楕円で光沢がある
芳香のある白い花
その他
果実は6稜のある長楕円で橙色に熟す。果実は染料やきんとんなど食品の着色に使われる。

ジャノヒゲ

JANOHIGE
場所
好文亭庭,本園
見頃
7~8月
科・属
ユリ科ジャノヒゲ属
淡紫色または白色
細い葉が蛇や竜のヒゲのよう
地中に長い走出枝で増える
長さ10-20cm幅2-3mm
ソウジョウに付ける
その他
呼称 リュウノヒゲ 種子はルリ色

オニグルミ

ONIGURUMI
場所
本園,拡張部
見頃
5~6月
科・属
クルミ科クルミ属
大きさ
高さ10~20m
奇数葉状複葉。長い穂になり垂れ下がる。
その他
果実は3cmの球形。
食用可だが殻はかたい。

ムクゲ

MUKUGE
場所
公園センター,拡張部
見頃
7~10月
科・属
アオイ科フヨウ属
白,赤,紫,紅紫など
大きさ
高さ1~4m
長さ5~10cmの卵型
ハイビスカスの類なので花が似ている
その他
中国原産の落葉低木で、韓国の国花でもある。別名ハチス。
秋(9月~11月)

サンゴジュ

SANGOJU
場所
本園下
見頃
花6~7月 実10~11月
科・属
レンブクソウ科ガマズミ属
高さ5~6m 大きいと15m
直径5~6mmの小さな花を多数つける
その他
生垣に使われる。果実は8mmの楕円,秋に赤くなり,サンゴのように見える。

シュウカイドウ

SHUUKAIDOU
場所
本園表門付近,苗畑
見頃
9月
科・属
シュウカイドウ科シュウカイドウ属
紅色
大きさ
10-80cm
長いハート型の葉
同じ株に雄花・雌花が咲く
その他
中国原産 ベゴニアの一種

ススキ

SUSUKI
場所
丸山,もみじ谷
見頃
9月~12月
科・属
イネ科ススキ属
黄褐色
大きさ
高さ1~2m
硬くフチはザラザラ。手を切りやすい
8~10月 白い穂状に咲く。穂の長さは15~30cm
その他
日本全土に分布。別名オバナ

ヒガンバナ

HIGANBANA
場所
南崖,歴史館下
見頃
9月~10月
科・属
ワスレグサ科ヒガンバナ属
赤花
多年草
花が咲き終わってから葉がのびる。ニラに似た葉だが、葉にも弱毒がある。
9月~10月紅色 花火のような形の花
その他
マンジュシャゲともいう。球根に毒をもつ植物として古くから知られており、地中の動物にも効果があると考えられたためお墓などの近くに植えられた。

ハギ

HAGI
場所
見晴広場,窈窕・猩猩梅林,本園下
見頃
7-9月
科・属
マメ科ハギ属
紅紫色,白色
大きさ
高さ1.5~2m
1~4cmの楕円の葉。小葉が3つつく。
7~10月に枝垂れるように枝を伸ばして直径1~1.5㎝くらいの赤紫色の花を多数さかせる。
その他
荒地に生えるパイオニア植物。偕楽園には宮城野萩,丸葉萩,山萩,日光白萩,江戸白萩があり、本園だけでも750株ある。古くから日本人に親しまれ、『万葉集』で最もよく詠まれる花でもある。

ジュウガツザクラ

JUUGATSUZAKURA
場所
表門前
見頃
9月~10月
科・属
バラ科サクラ属
白~ピンク
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)
10月から4月にかけて。断続的に小さい花を咲かせ、春の花のほうが少し大きい。 花の色は白ないし淡い紅色。 花径は25~35ミリ。雌しべが長く突き出る。
その他
江戸彼岸(エドヒガン)と豆桜(マメザクラ)の交雑種といわれる小彼岸桜(コヒガンザクラ)の園芸品種である。 江戸時代の後期から広く栽培されてきた。

ムラサキシキブ

MURASAKISHIKIBU
場所
もみじ谷
見頃
花6~7月,実9~10月
科・属
シソ科ムラサキシキブ属
花は淡紅紫,実は鮮やかな紫
落葉低木
対生。長楕円形
淡紅紫 3~5ミリの小花 
その他
直径4ミリほどの球形の実が多数なる。実の美しさを紫式部にたとえた名前といわれる。ムラサキシキミ(シキミは実が沢山なるという意味)とも呼ばれていた。

ツルボ

TSURUBO
場所
丸山,桜山,南崖
見頃
9-10月
科・属
キジカクシ科ツルボ属
淡紫
多年草
卵状の鱗茎から春に2個の葉が向き合って生えてくる。成長した葉は10~20cm
高さ20~40cm高さに成長し,淡紅紫色の小さな花が多数集まった花穂をつける。小さな花には花びらが6個ある。
その他
花の穂がたたんだ傘のような形なので「サンダイカサ」の名もある。

ツワブキ

TSUWABUKI
場所
本園,センター敷地内
見頃
10月
科・属
キク科ツワブキ属
黄色
大きさ
常緑多年草
土の中の根から葉が生える(根生葉)。
黄色いキクに似た3cmほどの花。黄色以外に乳白,朱色なども。
黄色いキクに似た3cmほどの花。黄色以外に乳白,朱色なども。
その他
「艶のあるフキ」が名前の由来。

キンモクセイ

KINMOKUSEI
場所
本園,本園下,桜山駐車場
見頃
10月頃
科・属
モクセイ科モクセイ属
オレンジ色
大きさ
常緑小高木 3~6m
長さ4~10cm 長楕円形
葉の付け根に橙黄色の5ミリほどの小さな花が多数つく。遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていた。
その他
雌雄別株だが、日本には雄株しかない。雄株のめしべは不完全なので実はつかない。花は食用にもなり原産地・中国では花を砂糖漬けにしたり、リキュールにしている。
冬(12月~2月)

サザンカ

SAZANKA
場所
本園,丸山,桜山,センター敷地内
見頃
10~12月
科・属
ツバキ科ツバキ属
白,ピンク,紅色,ぼかしなど
楕円形の葉。鋸歯あり表面はつややかな濃い緑色。
花弁はふつう5枚。品種によっては八重などもある。中心部に黄色い雄しべが多数ある。
その他
ツバキに似ているが幹や枝が細く葉も小さい。また、ツバキは花が終わる時に花ごとおちるが、サザンカは花びらがばらばらに散る。

ツバキ

TSUBAKI
場所
本園(表門近くなど)、もみじ谷
見頃
2~4月
科・属
ツバキ科 ツバキ属
赤色、白、ピンクなど
大きさ
高さ10~15m
常緑高木
光沢があり厚い。常緑。長さ5~12㎝長卵形
直径5~6㎝園芸種は一重から八重、千重など多種ある。
その他
名前の由来は光沢のあるさまを表す「つば」という古語、強葉木でつばきなどある。葉の特徴から由来する説が多い。種は大きく、昔から油をとった。豊臣秀吉が愛した花として知られる。茶道とともに国内に植樹された。

ロウバイ

ROUBAI
場所
本園、桜川緑地
見頃
1~2月
科・属
クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属
黄色
大きさ
高さ2~4m
落葉低木
葉は花のあとに芽吹く。長さ15㎝卵状楕円でザラザラしている。
香りのよい黄色い花で下向きに咲く。中心部が黒っぽい。内側が黄色い種類(ソシンロウバイ)もある。
その他
ロウでコーティングした様な花びらで香りもよい。咲き始める旧暦12月を蝋月といったという説もある。

カンヒザクラ(寒緋桜)

KANHIZAKURA
場所
本園
見頃
1~3月
科・属
バラ科 サクラ属
緋紅色
桃紅色
大きさ
高さ5~7m
落葉小高木
樹皮は茶褐色
太くごつごつしている
長さ7~10㎝
緑に浅い重鋸歯
長楕円形
直径2㎝
半開状でたれ下で咲く
その他
花は蜜が多い
別名ヒカンザクラ

ボケ

BOKE
場所
本園、丸山、もみじ谷
見頃
1~4月
科・属
バラ科ボケ属
濃紅,朱赤、白、ピンクなど
大きさ
落葉低木
トゲがとても鋭いので注意。葉もギザギザがある。
葉は小さめの卵形~楕円形~へら型で束になって葉をつける。
寒い頃から先だって咲き、枝が見えないほど花がつく。5弁。
その他
瓜に似た歪んだ丸形の実が枝の付け根につく。熟すと良い香りがする。漢字でボケは木瓜と書く。平安時代に渡来した。

クリスマスローズ

KURISUMASUROZU
場所
猩猩梅林
見頃
1~3月
科・属
キンポウゲ科 ヘレボルス属
白、黄緑、紫など
大きさ
常緑宿根草
掌状に深裂した葉
5~6㎝の花弁で下向きに咲く
その他
耐寒性が強くクリスマスの頃に咲くバラの様な花として名がついたとされるが、キンポウゲの仲間。根に毒がある。薬草として渡来し、茶人に愛された。現在は多様な園芸品種がある。

マンサク

MANSAKU
場所
もみじ谷
見頃
2~3月
科・属
マンサク科マンサク属
黄色
大きさ
落葉小高木
葉は卵形(やや菱形)で、互い違いに生える(互生)。葉を干したものには止血作用がある。
葉が出る前に黄色い細い花びらがカールする様に咲く。花びら(花弁)は4枚で、数個集まって咲き、茶色い4枚の萼片とのコントラストが美しい。
その他
「まず咲く」からマンサク、または数多く花咲く様子から豊年満作を祈願して名前が付けられたとも言われている。

スイセン(水仙)

SUISEN
場所
月池、田鶴鳴梅林
見頃
2~4月
科・属
ヒガンバナ科
主に黄色白色
園芸用は種類豊富
大きさ
多年草
扁平な針形 20~40cm。ニラのようだが食べられない。
花の中心にラッパ形の副花冠が特徴。色は白、黄色、ピンクなど。
その他
地中海沿岸地方原産で、中国を経て日本へ。一般的なスイセンは2月~4月に開花する。香りの良い春の草花として昔から親しまれている。