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再現模写「萩の間」初公開(好文亭)

偕楽園「好文亭」の襖絵は、経年劣化等の影響により損傷がみられたため、東京藝術大学保存修復日本画研究室監修のもと修復が行われ、令和元年度に94面全ての修復が完了しました。
このたび、同研究室と水戸市内の表具修復工房・泰清堂さんの御尽力により、昭和44年の落雷火災で焼失した「萩の間・天袋」の再現制作が行われ、萩まつり期間(9月3日(土)~25日(日))に初公開します。
また、公開初日の9月3日(土)には、同研究室で「萩の間・天袋」を制作された本県出身の日本画家、谷津有紀氏による現地解説を行います。
(午後1時30分~ 好文亭「萩の間」にて)
なお、解説に参加していただいた方には、特製絵葉書を差し上げます。
是非、御参加ください。

【好文亭襖絵の歴史】
偕楽園好文亭は、偕楽園創設者徳川斉昭の設計により、天保13年(1842年)に創建されました。しかし、昭和20年の空襲で焼失してしまい、昭和33年に再建されました。
襖絵は、好文亭再建の際には、東京藝術大学の教官であった須田珙中(きょうちゅう)と田中青坪(せいひょう)の二人によって、各部屋の名称にちなんだ植物が描かれました。「紅葉の間」「梅の間」「萩の間」は昭和33年に、その後昭和43年に、「竹の間」「松の間」「桃の間」「桜の間」の襖絵が完成しました。